本当に必要⁉研究授業の現実

働き方改革

はい。こんばんはてつをです。

昨日は

「この勉強いります!?なくしたほうがいい勉強トップ10」

というテーマでお話させていただきました。

本日のお話

本日は

「研究授業」

というテーマでお話させていただきます。

教員であれば避けて通れない道

「研究授業」

正直な感想、こんなの無くなれと思っているわけですが

現実にあるので、なんのためにあるのか、どういう意図でやっているのかということを説明したいと思います。

研究授業とは

初めて「研究授業」という言葉を聞いた方もいらっしゃると思います。

研究授業とは

「その授業の中で、○○な取り組みをすれば、△△な子供に育つ。または学力が上がる。と仮説を立て実践する授業」

っていう感じですかね。

年に1~3回ぐらい、他の学校の先生や、違う学級の先生が身に来る授業ってありませんでしたか?

それです。要は

「こんなことしたらこんな子供が育つと思うよ、っていう授業の発表会」

みたいな感じです。

そしてこの研究授業には莫大な時間がかかっているのです。

研究授業にかかる時間

この研究授業を行う前には、その授業を行う先生が「指導案」というものを作る必要があります。

「指導案」とは、ざっくり言えば「授業プラン」です。

「こんな時にはこんな発言しよう。」

「こんな子供たちだから、こんな道具を使おう。」

みたいなことを明記したものが「指導案」ですね。

なぜ指導案を書かなければいけないかというと、それを書いて周知しないと

その先生がどんな意図で授業をしているのか分からないからです。

つまり「研究授業」をする前には、その計画書である「指導案」作りが必要ってことです。

この「指導案」の作成にはおよそ3~5時間ぐらいかかります。(長い人はもっと)

しかし、この「指導案」は作って終わりではありません。

その後複数人で集まっての推敲作業があるのです。

「ここではこんな発言をしたほうが子供が食いつくよ!」

「ここでこれをするよりも、こうしたほうが理解しやすいと思うよ。」

みたいな話し合いが、4人~5人で1時間ほど行われます。(大体の場合2回ほど)

そして推敲された指導案をもとに、授業を行うわけです。

しかしそれで終わりではない!!!

その「研究授業」が終わった後は「研究協議会」といって「授業反省会」のようなものが行われます。

まるで労働時間のバーゲンセールだな。

鳥山明著:ドラゴンボールより

「あそこではこうすればよかった!」

「あそこであの道具はいらなかった。」

など、授業を見に来た人がその授業をフルボッコします見た感想を伝えます。

1時間ほどの会議に20人近く集まって反省会をすることになるので。

指導案の作成で5時間

推敲作業で1時間×5人×2回=10時間

授業反省会で1時間×20人=20時間

たった45分~50分の時間のために35時間かかっていることになるんですよ!!

ぶっちゃけ無駄だと思いません?コスト計算が全然できていない気がするのは私だけでしょうか。

要はめちゃめちゃ時間がかかっているということです。

研究授業にかかるお金

さらに問題なのがお金

その研究授業にむけて、自腹で道具を用意される方とかもいるんですよ。

ダイソーとかで千円以上使うなんてざら。

ときには自前のパソコンとかプロジェクターとか買っちゃう人もいるんですよ!!

その1回の授業のために!!

研究授業見に行った時に、

「あのプロジェクターとパソコンで全部でいくらですか?」

って聞いたことがあるんですけど

「う~ん10万いかないくらい?笑」

いや全然笑えない。ってことは8~9万ぐらい使っているじゃないですか!!

私は研究授業で洗濯機を買っている人も見たことがあります。

しかも学校の先生だから経費で落ちないし…。

そんなお金をかけてまでやることですか⁉

研究授業の効果

「いやいや!そんなに時間をかけたんだったら、子どもの学力は上がっているでしょ⁉」

という意見もありそうですが、これに対しての回答。

「そんなたった1回の授業では、学力をはかれない」

となります。

「学力は授業だけでなく、生活面や他教科とのかかわりもあるからわからないよね~。」

というそれっぽい意見だけを言って、成果としての正しい数値は出ないし、出さないんですよ。

つまり

「結果が出ているかわからないものに、めっちゃ時間をかけている」

ということになります。こう考えるとますます無駄なものに思えてきませんか?

「だったらせめて数値で説明してくれよ」って思うんですけどね。

実際に調査したことはないから、ぼくの体感でしかないんだけど

「やらなくても学力や成果はさほど変わらない」

これに尽きる気がする。成果が上がっていないものに対して

慣習で続けている

ような気がするんですよね?

だったらその時間分早く帰ったり、違う仕事にあてたほうが教員の満足度は上がるような気がするんだけどな~。

しかもこの「研究授業」

どのように学校でやっているか報告するように委員会からお達しが来るんですよ!!

「あなたの学校は、今年度どんな授業を行って、どんな子供を育てたいと思っていますか?4月中に提出をお願いします。」

「○月に学校に行きますので、研究授業の成果を見せてください。」

みたいな通達がきます。

教育委員会の人も見に来るときには、さらに時間がかかっていると思うんだけど…。

書けた時間分の成果あります?本当に必要これ…?

本日のまとめ

本日は

「研究授業」

というテーマでお話させていただきました。

慣習で続けているから

という理由で行われている側面が強いこの「研究授業」

正直、かけた時間やお金分の成果はないんじゃないかと思っていて、

一日でも早くなくなればいいのにと思っているてつをです。

みなさまはどのようにお考えでしょうか?

明日は「子供とののほほんとした思い出」を話したいと思います。

今日で20日つづいたんだなあ てつを

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