保護者・児童生徒必見!教員って何を基に授業してる?

保護者

こんばんは。てつをです。

昨日は「おすすめショートカットキー6選」についてお話ししましたね。

本日のお話

はい。今日は「学習指導要領」について説明したいと思います。

「・・・・・・・・・・・・・・・?」

はい。こんな顔になりますよね。大丈夫です。読み終わったら、ざっくりですが理解できます。

それではいきましょう!!

学習指導要領とは

まず「学習指導要領」をざっくり説明すると

「どんな子供を育てるか。また学校は何を教えないといけないのか」をまとめたもの

です。こんな感じのもので、本屋にも売っています。

おそらく教員や教育学部の大学生以外見たことないと思います。

この学習指導要領の中には、国は国民をどんな子どもに育てたいのか、その思いがめちゃめちゃ難しい言葉で書かれています。

そしてそんな子供を育てるために、学校の先生が何をしなければならないのかが書かれています。

つまり学校の先生はこの

「学習指導要領」

をもとに授業をしているのです!!

この指導要領は社会の変化やニーズによって、大体10年に1回くらいで中身が変わります

最近必修になったプログラミングも、学習指導要領の中に「プログラミングやりましょう!!」的な文章が追加になったからやっているっていう感じですね。

ちなみに、「学習指導要領」はこれだけでなくて、「学習指導要領解説 算数編」みたいに、各教科について詳しく書かれているものも売ってあります。

学習指導要領のメイントピック

学習指導要領には大きく分けて、3つのメイントピックがあります。それは

・基礎的・基本的が知識・技能を身に付けること

・思考したものを判断し、表現する力を身に付けること

・主体的に学習に取り組む態度を身に付けること

です。これは子供が主語なので、教師を主語にすると

・基礎的・基本的が知識・技能を身に付けさせること

・思考したものを判断し、表現する力を身に付けさせること

・主体的に学習に取り組む態度を身に付けさせること

となるわけです。

もうすでに意味わからんみたいな状態ですよね。

大丈夫です。現場の教員もよく分かっていません。

「こんな風に基準が設けられているんだな~」

って思ってください。

学習指導要領の影響

学習指導要領はいうなれば「全ての教育の基盤」となるわけです。

ですので、「教科書」や「通信簿」、「指導要録」、「カリキュラム」など、いろいろなものが指導要領の影響を受けるわけです。

20年ほど前に話題になった「ゆとり教育」によって、国語や算数などの教科が減り、「総合的な学習の時間」ができましたよね。これも指導要領が変わったことで起きた現象です。

お子さんの教科書を見て

「え~!これ私は中学校で習ったよ。今は小学校でやるの~!?」

みたいに思った方もいるかもしれませんが、それも指導要領が変わっているからです。

ちなみに「通信簿」「指導要録」については前回の記事を参照。

だから先生方には、この指導要領が変わるたびに大変なことが起きています。

指導要領が変わると起きる大変なこと

この指導要領が変わると、シンプルに

「やらなきゃいけないことが増える!!」

という現象が起きます。「ゆとり教育」のように、まれに授業の数が減ることもありますが

基本的にやることは増えていきます。

その証拠に、今大人の方が小学生の頃は

「5時間授業」「4時間授業」

が週1ぐらいでありましたよね?

今では「小5から、週5で6時間授業」です。(人数が少ないと小4から週5で6時間授業)

さらには、新しく勉強しないといけないものが増えてきます。

例えば「英語教育」は昔中学校からでしたよね。今は小3からです。

「プログラミング教育」を小学校からやらないといけなくなったり

小学校の算数や中学校の数学では「データの活用」という学習が増えたりしました。

(「中央値」とか「最頻値」とかです。皆さん習いました?私は習っていません。)

それに伴ってどんな現象が起きるかというと

「俺習ってねえのに、どうやって教えればいいのや!!」

「僕、小学校では英語を教えなくてもいいと思って先生になったんだけど…」

みたいなことになるわけです。

だから指導要領が改定されるたびに、なぜか

「新しいことを学ぶのに抵抗がないやる気がある人や若い人」

が研修に駆り出され、それをほかの職員に伝達する。

っていうよく分からない押しつけシステムが発動します。

いやお前が行けや。みんなでやったらみんな覚えるからいいんじゃない!?」

そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました。

板垣恵介著:バキ25巻

しかもこの指導要領の良くないところは

変わるたびに増えるものだけ増えて、既存のものはなくならない!!

ということ。

正直いつまでこんなこと教えるの?時代とともに減らしていったら?みたいなことが大量にあります。

例 そろばん 和語・漢語・外来語 複合語 モンシロチョウの育てかた

これは個人的な意見なので、全部無駄だというつもりはありませんが、

時代に即して不必要なものを削らなければならないと思いますけどね。

そうやって現場の先生は疲弊していくのでした…

本日のまとめ

今日は「学習指導要領」のについて説明しました。

・学習指導要領とは

・学習指導要領の影響

・指導要領が変わると起きる大変なこと

今日のお話で何を言いたいかというと、

先生ってめっちゃ大変やねん。

今日で「学習指導要領」のことがなんとなく分かった教員以外の人は

教員じゃない人に謎マウントとってみてください。

明日は「この勉強いります!?」というシリーズでお話していきます。

今日で17日つづいたんだなあ てつを

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