こんばんは。てつをです。
昨日は「学校の先生はものを知らなすぎる」というお話をしましたね。そしてその背景には
「勉強する時間がないほど忙しい。」
「勉強した分のリターンがない」
ということがあります。
本日のお話
「ここ最近、新しく学校で教えなきゃいけなくなったこと」というテーマでお話をします。
基本的に、先生が今まで習ったことや触れたことのない分野についての説明です。
そのうち今日は
プログラミング
金融教育
についてお話します。
プログラミング
まず大きなのが「プログラミング」ですね。
「プログラミング?何それ美味しいの?」
みたいなことを思った方もいるのではないでしょうか。私も最近までそんな感じでした。なんなら今もそんな感じで勉強中です。
よく分からないけど、「機械に命令する信号の組み合わせをつくること」てきな感じでしょうか。
例えば「前に進んでね、次は左を向いてね。そして前にまた進んでね。それを繰り返してね」
的な命令を、ロボット掃除機に出して、ロボット掃除機は自動で動いているって感じです。
そんなことの基礎を、小学校からやり始めます。
「そんなん教えられるわけないだろ!こっちは教育学部出身だぞ!!」
みたいな文句が爆発している状態でそろそろ3年が経とうとしています。
情報工学系の学部出身であればいざ知らず、教員免許しか持っていないわれわれに太刀打ちできるわけありません。しかも教育委員会は
「プログラミングの仕方の研修ひらくね~。各校1名参加ね~。それでその代表が学校のみんなに伝達しといて~。あとは本とか読んで学習しといて~。」
みたいな対応。
「たった数時間でプログラミングが理解できるわけないだろ。」
と思った僕は
この本を購入しました。しかも実費で。それでプログラミング関係の仕事が増えました。※埋め込みがうまくできませんでした。
きっと勉強してプログラミングが少しずつできるようになった方から、搾取されるのですね。
金融教育
金融教育は2022年度より、高校の家庭科で必修となりました。
私も詳しくはわからないのですが、「複利」「投資信託」みたいな基礎的な用語を習っていくみたいです。新成人が18歳に引き下げられたことに伴って、ローン契約やクレジットカードなどについても教えることになりました。
これも教育学部しか出ていない私たちは、
「複利?なにそれ?反復横跳び?」
みたいな状態なわけです。まあこれに関して言えば経済学部にいたら理解できるかっていうと、わりと個人の問題な気がしますが。
まあ金融教育も、全然できない方が多いのではないでしょうか。肌感覚ですが、投資を経験している教員は10人中1人いるかいないかぐらいの感じです。iDeCoとかNISAとかの話になろうもんなら
「えっ!?てつを先生投資してるの?すごいね!お金なくなったら怖くない!?」
みたいな人ばっかりです。
特に教員なんてほぼみんな住宅ローン組んで、めっちゃ高い3台キャリアのSIMを使って、ふるさと納税も投資もしない人がほとんどだから、そんな中で投資信託とか複利とか教えられるのかははなはだ疑問です?教科書読んで終わりな気がします。
みなさんに伝えたいこと
と、なんか教員の良くない点をひたすらあげてる感じになっていますが
「教員勉強しろ!!」
という意図ではなく、教員が今まで教えていればよかったものが、少しずつ変化しているということをみなさんにも知ってほしかったのです。
社会に応じて、教えることが変化していくのは当然だと思いますし、むしろどんどん進めていくべきだと思います。プログラミングも金融教育もこれからの社会を生きていくうえでとても必要なことだと思います。
ただ、そのような状況下にあるのに、いままでやってきたことがなくなる気配は全くありません。ビルドアンドビルドで、そのうち大気圏に突入しそうな勢いです。
しかもそのような教員の知識不足に対する、国や委員会からのフォローが薄すぎることも問題です。
ようは先生って、めっちゃ大変なんですよ…。
本日のまとめ
教員が知らないのに最近教えなきゃいけなくなったものには
プログラミング
金融教育
があります。正直教員にこれらの知識は全然ないです!(中には熱心に勉強している方もいる)
だから児童・生徒のみなさんは
先生が教えるのが下手でも、うまく理解できなくても、授業がつまらなくても、
教えてる本人が一番大変だから、しっかり聞いてやってほしい…。
もしわからなかったらぼくが教えるから、気になることあったらコメント欄で教えてください。
明日も同じテーマでお話します!
今日で12日つづいたんだなあ てつを
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