こんばんは。てつをです。
はい。昨日は通信簿をやっている一番の目的は「体裁を守るため」だというお話をしましたね。まあこれに関して言えば、個人的な見解です。中には本当に必要だと思ってやっている先生もいるかもしれません。多分いません。
本日のお話
さて、本日は「通信簿がなくなったら」というテーマで、お話をしていきます。
また、教員、保護者。子供目線でそれぞれ書いていきます。
今回も例によって個人的見解を多く含みますのでご理解ください。
通信簿がなくなったら
結論「みんな幸せになります。」
なぜみんな幸せになるのか、順番に説明しますね。
教員目線
もうメリットしかない
通信簿ってめっちゃ時間かかるんですよ!材料集めをしたり、文章の構成を考えたり。もし30人学級だとしたら
教科の成績を付けるのに7時間
通信簿のコメ欄を書くのに全部で30時間(コメ欄には道徳、総合的な学習の時間、外国語活動なども含まれます)
生活の項目に3時間
その後主任や管理職から返ってきたものの直しに4時間
製本作業に1時間 合計45時間
大体一人当たり1.5時間ぐらいだと思います。
ちなみに特別支援学級の場合だと、人数こそ少ないですが、各教科それぞれにコメントが必要だったりします。
これをしかも年2回か3回やるわけですよ。合計90~135時間!めちゃめちゃしんどくないですか?
それが0になる!!ハッピー!!以上!!
児童・生徒目線
まずたいして活用されないのに、もらった瞬間だけ盛り上がって
「最悪だー!!うおー!!」
みたいな生産性のないリアクションや
「お前A何個あった?1個?おれ3個!うえーい!!」
みたいなくだらないマウントの取り合いがなくなります。
親から叱られることや、お年玉削減の材料になることもありません。
なくすことで、通信簿の成績に一喜一憂することがなくなります。
あと、一番大きなメリットは、怒られる回数が減ります!これはガチ!
通信簿シーズンでは、先生方は消化していないテストや、まだ見取っていない評価項目など、やらなきゃいけないことをやるのに必死です。だから忙しさからピリピリしているので、普段怒らない余計なことで怒っちゃったりします。
通信簿がなくなれば先生方にも余裕ができるので、ちょっと変なことをしても大きな心で許してくれる可能性が高い!!
その証拠に、通信簿が終わった直後の私は、
「よっしゃー終わったー!!」
となっているので、多少のことでは怒りません。なんなら職員室全体が
となっているので、ほぼ全員あんまり怒りません。笑
①一喜一憂しなくてすむ
②あまり怒られなくなる
これらが児童・生徒目線のメリットですね。
保護者目線
保護者のメリットはわかりやすくはないのですが、学校の環境が良くなるのがメリットですかね。
通信簿がなくなることで、先生方がゆとりをもって働けるので、子どもたちにもゆとりをもって接することができるようになります
学校の話を聞くときに、
「あの先生怒ってばかりでいやだ!」
っていう話よりも
「あの先生、優しく許してくれたんだ。」
のほうが聞いてて良くないですか?
これだけで十分、保護者の精神衛生上いいと思います。
中には
「学校での様子が伝わりにくくなる!」
という意見や
「しっかり紙で記録が欲しい」
という意見もあると思います。ご意見ありがとうございます。
1つ目ですが、保護者面談の回数を増やせばいいと思います。仮に1人20分の面談を年2回増やしたとしても、教員としては1人当たり40分の仕事が増えるだけですので、通信簿をなくして生まれる時間に比べたら大したことはありません。
しかも、通信簿でもらう一方通行のコメ欄よりも、面と向かって話すほうが正直な感想を聞けるので、子どもの状況を把握するにはいいと思います。
2つ目ですが、以前の記事で、子どもの記録として、「指導要録」というものをつくらなければいけないというお話をしましたね。
それのコピーをもらえばいいのではないかと思います。この指導要録には
「学習の評価」「生活態度」「先生からのコメ欄」「出席日数」など、通信簿に記録されているものが網羅されています。
これらを使えば、子どもの様子を知ることができるし、記録にも残すことができます。
「学校の環境がよくなる」
というメリットがあるので、保護者の皆様も通信簿をなくす方向で声を上げてくださると助かります…。
本日のまとめ
今日は「通信簿をなくしたら」というテーマで話しましたが
教師よし、子どもよし、保護者よし
の三方よしの取り組みとなりますので、みなさんでこの動き広めていきたいです!
とにもかくにも、私が一番言いたかったのは
「通信簿!なくなれ~!!!!」
はい。今日で通信簿シリーズは終わりです。
明日からは「学校の先生世の中知らなすぎ問題」をテーマに話していきたいと思います!
今日で10日つづいたんだなあ てつを
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